永 滋康弁護士・前編
今回は、東京メトロ赤坂見附駅から徒歩1分の永総合法律事務所の弁護士・永 滋康先生にお話を伺います。
永先生のご実家は浅草で400年続くお寺とのこと。
お兄様がお寺を継ぐことが決まったので、ご自身は法律の力を使って困ってる人、悩んでる人を助けてあげたい、と弁護士になることを決意したそうです。
ナビゲーターは舞台女優の永瀬葵子。
法律には全く疎い若い女性が、永先生からどのようなことを感じ、学び取るのか?
ぜひご覧ください。
永総合法律事務所 代表弁護士 永 滋康(えい しげやす)
慶應義塾高等学校、慶應義塾大学法学部法律学科 卒業
平成18年 第二東京弁護士会登録(第59期)
同年10月 田宮合同法律事務所入所
平成25年1月 藤井・永 法律事務所 開設
平成30年3月 永 総合法律事務所 開設
【役職等】 元桐蔭横浜大学法科大学院 客員教授
日本民事訴訟法学会 会員
司法アクセス学会 会員
財団法人日本法律家協会 会員
日本弁護士連合会 元代議員
第二東京弁護士会 元常議員
同元綱紀委員会 副委員長
同消費者問題対策委員会 元副委員長兼医療部会部 会長
司法修習委員会委員
仲裁センター仲裁人候補者
新規登録弁護士研修担任
文部科学省再就職等問題調査班調査班員
同省再就職コンプライアンスチームアドバイザリーメンバー
同省幹部職員の事案等に関する調査・検証チームメンバー
中小企業庁認定経営革新等支援機関
医療問題弁護団 団員
【主著】
『Q&A建築瑕疵損害賠償の実務-損害項目と損害額の分析-』(共著 株式会社創耕社 2016年)
『Q&A株主総会の法律実務』(共著 新日本法規出版株式会社 加除式追補版執筆)
『困ったときのくらしの法律知識』(共著 清文社 2011年、改訂増補版 2015年)
『上司なら知っておきたい法律知識』(共著 株式会社財界研究所 2010年)
経済紙『財界』(株式会社財界研究所)に2006年から2012年まで連載
【講演】
一部上場会社等において危機管理セミナー、「債権の保全及び回収における実践的対応」に関するセミナー、特定商取引法に関する研修セミナーなど多数実施。
永瀬:先生、今日はよろしくお願いします。まずは、先生の専門分野を教えてください。
永:事務所の場所が赤坂という立地の部分もあるんですけれども、個人のお客様というよりも、法人の会社のお客様が多い所になってますね。
会社の中でも、特に中小企業のお客さんが多いかなというような形ですね。
いろんな雑多なジャンルの相談もいただくんですけれども、主に不動産取引関係、それと会社の組織であるとか、あるいは取引企業法務全般についての相談を、専門でやらせていただいております。
永瀬:あまり個人的な相談っていうのはお受けしないですか?
永:個人のお客様の相談もありますけれども、大体、会社の方が8で、個人が2ぐらいのイメージですね。
永瀬:個人の方もいらっしゃるんですね。
永:もちろん、その会社の例えば従業員の方の離婚とか財産分与とか、あるいは個人的な交通事故とかの相談もありますし、会社の顧問先とは関係ないところで、例えば僕の個人的な友人とかの相談を受けたりもしますので。
永瀬:もともといつ頃から弁護士を目指していたのですか?
永:高校が付属校で、大学にそのままエスカレーターで入学して、その時に学部を選ぶにあたって法学部になったんですけれども、その時に弁護士になろうかなと思いました。
永瀬:なるほど。方向と言うのはそこまでは決めていなかったんですね?
永:あまり具体的にこれがあったので弁護士になりたいというのはないんですけれども、僕の実家が父方が浅草で400年、お寺をやってまして母方も新潟で400年、お寺をやってですね、親戚関係も全部お寺なんですね。
なので僧侶の一族なもので周りにいわゆるサラリーマンの家庭というのが身近になかったんですね。
そういった中で、言わゆる何かお金を儲けたいとか、あるいは出世したいとか、そういった気持ちが不思議とあんまりわかなくてですね、それでじゃあどうしようかなと考えていた時に、僕男三兄弟なんですけれども、兄がお寺を継ぐことになりますので、そうするとじゃあ僕は何になろうかなって考えた時に、お寺というのは、仏の心を困ってる人とか悩んでる人に伝えて、それで人々を助けると言うか、救うとかそういうのがお寺の役目なんですけれども、それをお寺の道には進まないけれども、他の形でできないかというのを考えた時にですね、弁護士もやっぱり同じように法律の力を使って、困ってる人悩んでる人を助けてあげることができるんじゃないかな、と思って、それで弁護士になろうというふうに決めました。
永瀬:かっこいいですね!
永:ありがとうございます。
永瀬:すごい、かっこいいです!
永瀬:突然なんですが、先生のご趣味を教えてください。
永:趣味はですね、休日、まぁ平日も行きますけれども、友達であるとかなとも仕事関係の人とも、「ゴルフ」に行くことがあります。
今、4月ですけれども、この時期はやっぱりゴルフ全盛のトップシーズンなので、週に1、2回は行っててます。
それ以外には、私は子供が二人いるんですけれども、11歳の女の子と6歳の男の子なんですけれども、家族・子供達連れて、家の近くに駒沢公園があるんですが、そこに散歩に行ったりですとか、そういうこともしてますね。 で、平日だとやっぱり昼間は打ち合わせとか裁判をやって、夜はお客さんと会食したりということが多いので、ほとんど家にいてあげられないんですよね。
弁護士になったのも、やっぱり一般的なサラリーマンの方と比べて、時間のコントロールが効きやすいので、子供とか家族と一緒にいられる時間をたくさん持てるかなと思ってたんですけれども、全然持てなくて、それが最近のちょっとまあ悩みと言うか困ったなあというところですね。
永瀬:先生が目指す今後のビジョンだったりとか弁護士像っていうのはありますか?
永:やっぱり自分の信用できるクライアント・お客様と共に成長していきたいという気持ちが強いんですね。
そうするとやっぱり30年後40年後、自分も成長していって、クライアントの方々のそういう要望に対応するためにも、事務所は大きくしていきたい。
人員も含めて、大きくしていきたいなという風には考えていますね。
やっぱり、そのIT・AI、色々と最近でどんどんどんどん、こうトラブルの分野が広がってきてるところなので、やっぱり僕一人の力で100%完璧に、そこの部分をサポートするというのは、現実的にも物理的にもなかなか難しいのが現実だと思っているので、そういった部分について、僕と志を同じくしてくれるような弁護士であるとか、もちろん税理士とか司法書士とか弁理士とか、そういった他の士業の方とか、あるいは他の企業の方とも、パートナーシップを組みながら一つの組織を作り上げてですね、その上でクライアントの方々の困ったこととか悩んでることについて、トータル的にサポートを出来るような盤石とした組織体制を築くべく、一生懸命頑張ってるところですね。
あとは、法律以外の部分でも、例えば病気になった体、ちょっと壊しちゃってどうしようとか、あるいは息子がちょっと離婚しそうなんだけれどもとか、あるいは子供たちの結婚相手探してるんだけどもとか、そういった部分も含めてですね、「とりあえず永さんに相談したら何とかしてくれる」というような形で、いろんな人と人とをつなぐ、こうなんだろうな、人の中心に来るようなハブみたいな存在になれるように、そういう、かけがえのない存在になれるような弁護士でありたいなと思ってるので、そういうところも含めて、将来的に目指していきたいと思っています。
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