森田梨沙 弁護士

今回の弁護士100は東京都港区にて ご活躍されている森田梨沙先生にお話を伺いしました。


弁護士:森田梨沙

~略歴~

・関西大学法学部法律学科卒

・弁護士登録(第61期) ~ 企業法務全般(特に債権回収,契約トラブル,事業再生,事業承継),労働案件(使用者側,労働者側双方),相続,不動産,交通事故,債務整理,離婚案件,その他一般民事 ~

・東京弁護士会住宅紛争審査会紛争処理委員

・全国倒産処理弁護士ネットワーク会員

・中小企業庁経営革新等支援機関

・平成26年度東京商工会議所法律相談担当

・東京商工会議所渋谷支部会員

・東京弁護士会子どもの人権と少年法に関する特別委員会委員

・東京弁護士会労働法制特別委員会委員

所属事務所:共進総合法律事務所

所在地 :〒105-0001 東京都港区虎ノ門5丁目11番15号 虎ノ門KTビル6D 

電話:03-6450-1853

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篠田:まず森田先生の得意分野・専門分野についてお話を伺えますか?

はい、私のクライアントっていうのは中小企業のお客さんと個人のお客さんの大体半々ぐらいなんですね。

そうすると、ある特定の分野だけをやるって言うのではなくて

やっぱり、いろんな事件に対応する必要がありまして

例えば中小企業のお客さんでしたら、労務問題であるとか、

あとは取引先とのトラブルだとか、そういった問題が多いですし、個人のお客さんですと

相続だったり離婚だったり交通事故とか労務問題とかで幅広い事件を扱うという形になります。


篠田:それではなぜ弁護士を目指そうと思ったか、そのきっかけをお聞かせ願えますでしょうか?

よく聞かれる質問なんですけど、

そうですね、自分の中ではっきり覚えているのは中学生の時に社会の授業で担任の先生から、昔司法試験を受けてたっていう話と弁護士っていう仕事について詳しく聞いて、

その時なんかビビビと来て、家に帰ってすぐ親に「六法全書を買って欲しい」と言ったこと

をはっきり覚えてるんですね。で遡ってみると、私が幼少期に自分の母の実家の方で、ちょっと不動産に関するトラブルがあってその時に弁護士の先生にお世話になっていたので

私もその打ち合わせについて行ってたりしたんですね。

その時の弁護士に対する憧れみたいなものが根底にあったのかなと今は思います。


篠田:それではの仕事についてのポリシーなど聞かせていただけますでしょうか?

いろいろ大切にしていることはあるんですけど、一つは大事にしている言葉として"神は細部に宿る"という言葉があって、弁護士の仕事って結構、言葉悪いですけど手を抜こうと思えばいくらでも抜けるところがあって、依頼者になかなかそれが見えにくいんですね。

実際、相手方の弁護士とかを見ていると、そういうことを感じることも多いんですけど、だからこそ、きっちりやるべきことを実直にやっていくと結果はおのずと付いてくるっていうのを本当に実感しているので、しんどい時、手を抜きたくなるんですけど、そういう時こそ"神は細部に宿る"という言葉を自分への戒めとして、手を抜かないようにしているっていうのはありますね。

あとは、仕事を進めていく上では、バランス感覚というのを大切にするようにしています。


篠田:バランス感覚という言葉が今出ましたが、それについてもう少し詳しくお話しいただけますでしょうか?

色々な意味を持つ言葉ではあるんですけど、例えば労務事件に関して言えば、私はその使用者側も労働者側も、両方の立場の事件を受けるようにしているんですね。

弁護士によってはどちらかしか受けないって言う先生も結構多くいらっしゃって、もちろんそれを批判するつもりはないんですけど、私は両方の立場をわかるからこそ導ける解決というのがあると思っていて、どっちの立場もやるからこそ相手の弱点もわかるし、逆に相手の痛みもわかる。だからこそ相手の立場に立った解決策、和解案を提示することができて、それが最終的には依頼者の利益につながるという風に考えています。


篠田:なるべく任意交渉を続けて訴訟に持ち込まないということが必要になってくるかと思うんですけれども、その理由とは何なのでしょうか?

やっぱり一番大きいのは、裁判になればそれだけ依頼者の方にとっては時間的にも費用の面でも、心理的な面でも負担が大きいということですね。

例えば労務問題に関して、会社側をやっているとして従業員との間でトラブルになりましたと早めに和解できて、この問題についてはもう口外しませんという条項を結んでしまえば、それ以上問題大きくならずに済むと思うんですが、これを和解できずに裁判まで持ち込まれたとなった場合には、やっぱりそういう噂って社内でも広がっていきますよね。

「和解できずに今、裁判までやってるらしいよ」みたいな。

そうなると、その他の社員の方の士気低下っていうこともありますし、会社に与えるデメリットというのは非常に大きいものになると思うんですよ。

そういう事案っていうのは少なくないと思うので、そういった意味でもなるべく訴訟には持ち込まずに和解で解決する道を模索したいなと、いつも思っています。


篠田:その任意交渉で終わらせるための、その交渉術というのには何か秘訣とかがあるんでしょうか?

そうですね。まぁ、企業秘密的なところもあるんですけど。

下準備を怠らないっていうのすごく大事だと思っていて、例えば交渉が打ち切りになって裁判になって判決取ったら、どのぐらいの数字が出るのかとか、負ける可能性はどのくらいあるのかっていうのを、事前に同種の事案とかの判例を調べて緻密に調査をすると。

それを踏まえて依頼者との間で、じゃあここまでだったら譲っていいよと。

これ以下になるなら、もう訴訟に持ち込みましょうっていうのを、ある程度緻密に決めておけば、私の中で迷いなく強気に交渉に臨めるっていうのがあると思うんですね。

あとは相手の性格とか出方みたいなのは、依頼者が一番知っているものなので、そういったところを聞き取りはしっかりして、どういう出方でいくかっていうのをよく考えてから交渉に臨むようにしています。


篠田:ここでプライベートな質問なんですけれども、休日の過ごし方とか趣味とか、少しお聞かせいただけますでしょうか?

なかなか趣味の時間も取れないんですけど、時々、時間が取れたらゴルフに行ったりとか、あとはカラオケなんかも好きでよく行きますね。

あとは、休日はまだ子供が8歳と5歳で小さいので、子供を連れて公園に行ったりとか運転も好きなので遠出したりとか、そういった過ごし方をしています。


篠田:お子様と過ごす時間を大切にされているとお話がありましたが、そういった子育ての経験が何か仕事に活かされているということはございますでしょうか?

うーん、我慢強くなったかもしれませんね。

やっぱり分からずやの相手方とか、分からずやの裁判官とか色々いるのでそういった人についても、すぐに切れずにゆっくり話を聞く・説得するっていうのは子育て経験の中で培われたスキルかもしれません。


篠田:森田先生がなりたい弁護士像、目指す弁護士像はございますでしょうか?

今まで諸先輩方にお目にかかって、私が尊敬できるなぁと思う先生って、皆さんある程度立場が上になっても、真摯に勉強を続けていかれている先生です。

やっぱりどうしても日々の仕事が忙しくて、その事件に必要な勉強だけになってしまいがちなんですけど、いろんな幅広い勉強を続けてどんどん自分の引き出しを多くして研鑽を続けていきたいなという風に思っています。


篠田:最後に視聴者の皆様にメッセージをいただけますか?

私が目指しているのは、弁護士ってどうしても敷居が高いというイメージがあると思うんですけど、日本一敷居が低い弁護士というのを目指してますので、本当に気軽に遊びに来て、遊びに来てっていうのもおかしな話ですけど、ちょっとした困り事とかがあったら、こんなことで相談していいのかなとか思わずに、まずはご連絡いただいてご相談に来て頂けたらうれしいなと思います。


篠田:私も何かあったら、ぜひ相談させてください。本日はありがとうございました。

私たちのように一般の人が、弁護士さんに相談するとなると、身構えてしまうのですが今日お話しを伺った森田先生なら敷居も低くとても親身になって相談に乗って、頂けるという安心感を得ました。私自身が女性なので女性の先生はとても相談しやすいのですが、男性の皆さんでも相談しやすいお人柄だと思います。

皆さんも気軽にご相談してみてください。

弁護士100

弁護士さんを動画で紹介するチャンネル『弁護士100』です。 弁護士さんって敷居が高く感じますよね。でも弁護士100の動画を見れば、弁護士さんの人柄、仕事に対する考え方を知ることが出来ます。 あなたも弁護士100で、自分にピッタリな弁護士さんを見つけてください。

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