波戸岡光太 弁護士
今回の弁護士100は東京都港区にて ビジネスコーチングのスキルを持つ弁護士として ご活躍されている波戸岡 光太先生にお話を伺いしました。
<波戸岡 光太 プロフィール>
『その思い、前に進める法律家』
「困っている人を助けたい」-少年時代からの熱い思いを胸に、2007年に弁護士となる。 これまでの法律相談数は1000件を超える。現在は経営者とビジネスパーソンをもりたてるパートナーとして、取引先との契約トラブル予防・解決を中心に取り組む。 ビジネスコーチングスキルを兼ね備え、依頼者と伴走しつねに最高の解決を目指す。 法律学、経営学、心理学などの新たな学びを駆使し、幅広いアドバイスを行っている。 セミナーも数多く開催しており、難解な法律を分かりやすく伝える講義には定評がある。
■アクト法律事務所■
波戸岡光太
〒107-0052 東京都港区赤坂3丁目9番18号 赤坂見附KITAYAMAビル3階
TEL:03-5570-5671 FAX:03-5570-5674
吉岡:弁護士のお仕事っていったいどんなものなのかお聞かせ願えますか?
本当に、弁護士の仕事というのは幅が広くてですね、会社間の契約交渉ですとか、個人の方の離婚/相続問題、あるいは刑事事件での加害者の問題、被害者の問題ということで本当に幅広くあります。
その中で弁護士の仕事を一言で言うならば「依頼者への貢献を通じて社会に貢献すること」だと思っています
本当に世の中、それぞれの思いだとか夢とかがありますけれども、やっぱりこう思うようにいかない現実、理不尽なトラブルに巻き込まれてしまったときに、それを法律の力を使って少しでもより良く少しでも解決して前に進めていく。それが弁護士の仕事かな、というふうに思っています。
吉岡:波戸岡先生はどうして弁護士になろうと思ったんですか?
少年時代に誰もが持っているような素朴な正義感というんですかね、困っている人がいれば放っておけないだとか、何とかできないだろうかという思いを、大人になっても実現できる仕事は何かなと考えた時に、弁護士という仕事はそういう仕事なんだ、ということを知りまして、それでこの仕事をやっていこうと決意しました。
吉岡:使命感を大事にされているようなんですけれども、波戸岡先生が今大切にしていることはどういったことでしょう?
私が大切にすることは3つあります。
1つは現場のことを知り、現場のことを教えてもらうことです。
法律の専門家ではっても、現場にいるわけではないですので、やはり現場に何が起きているのかということを、まずしっかり教えてもうことを本当に大事にしています。
そして2つ目は依頼者の方の思いですとか、考えていること、感じていることは何なのかというのをしっかり理解して、共感することを大事にしております。
最後に3つ目は、そういう気持ちだとか直感を大事にして、その上できちっとした法律の理論を組み立てていく。それでこそ依頼者のための法律になるのではないかと思っております。
吉岡:ホームページのキャッチコピーにある「その想い前に進める法律家」とはどういったことなんでしょうか?
私は中小企業の経営者のサポートをすることメインにしております。
本当に経営者の方というのは、世の中の役に立つ素晴らしい商品ですとか、サービスを生み出しております。
ところがそういう方々が、思わぬ取引先とのトラブルだとか社内問題とかで、ちょっとネガティブなことが起こると、(思考や時間が)持っていかれて大きなダメージになったりしますので、それって本当に依頼者のためにも、世の中にとっても勿体ないなと思いまして。
であれば私は経営者のトラブルを引き受けますので、経営者であるあなたは本業に専念して欲しい、という思いでやっております。
私自身が経営者の人生を変えることはできないですけども、一歩でも前に、一歩でも前進して欲しいなという思いで、あのキャッチコピーをつけさせていただきました。
吉岡:ところで先生のプロフィールにビジネスコーチのスキルとありますが、経営者に寄り添うビジネスコーチ弁護士とはいったいどういったことでしょうか?
本当に私は経営者の方のためにどんなお役立ちができるのか、ということを考えているんですけれども、経営者というのは自分のビジョンとか、自分のビジネスをどう進めていこうか常に考えていらっしゃる。ところが目の前の仕事に忙しくて、なかなか時間がとれない。
そんな中で私がいかにの経営者の方と質の高い対話ができないかと考えておりまして、経営者の方の思いをしっかりと形にしたり、あるいはご本人も気づかないような可能性だとか力というものをいかに引き出していくかというというところ、そこのスキルがまさにビジネスコーチというものでした。
私は法律の専門家としての弁護士、それに加えてビジネスコーチングというものを併せ持つことによって、法律のサポートと経営者の思いだとか、心の支えという部分で力添えになりたい。そう思ってこの「ビジネスコーチスキルを持つ弁護士」というご説明しております。
吉岡:依頼者の方の相談を受けるだけではなくて、アドバイスも一緒に行なっていくということですね。
実際にこのビジネスコーチ弁護士として活動していて、相談される経営者の方々の反応はいかがでしょうか?
おかげさまで、非常に嬉しいことを言って頂いております。
「弁護士の枠を越えて、非常に力になっていただけている」というお声を頂いたり、あるいは「本当にここまでやってくるとは思いませんでした」というような声もあります。
「法律ではこうです」だけでは現場は全て解決しないので、「法律はこうですが、その上でどうしましょうか」と一緒に考えることが、もしかしたらこの弁護士の枠を超えているねと言ってくれた方のお言葉かもしれないです。
私が大事にして現場を知りたい、現場を知ってほしい。そこからそれを法律でどう組み立てていくかって考えてるので、「そこまでやっていただけるんだ!」という言葉を頂いたりしているのかなと思っております。
吉岡:経営者となると、いろんなことで弁護士の先生に相談しなければならないわけですよね。そうした企業経営に関する契約のトラブルの予防や解決策など、具体的な実例をお話いただけないでしょうか?
特に契約のトラブルということには、解決と予防という2つの面があると思います。
解決っていうのは言ってみればもう起きちゃったことなので、そこをどうリカバーして
いくかってことなんですけども。
本当に契約書があれば契約書を見せてもらいますし、契約書が無くても、当時のメールだとか電話のやりとりとかを掘り起こしていって、ここまで約束してるんだったら、それでここまでサービスの提供してるんだったら、こちらに理があるので、きちっと交渉していきましょう、というふうに解決していく例があります。
またそもそもそういうトラブルが起きないように予防するのが大事なので、契約書のチェックや、そもそもこの相手と組んでいいのかというところから相談して、リスクを抑えていくという取り組みをしています。
吉岡:こんな波戸岡先生のような親身になって経営に携わっていただける弁護士さんは企業にとっては本当に頼りになりますよね。
波戸岡先生は、お仕事がとってもお忙しいかと思うんですけれども休日どういったことでリフレッシュされるんでしょうか?
そうですね。私は体を動かすのが好きで、空手道場に通って空手の稽古をしています。
空手はあくまで型でして、心と体を整えて、みなぎる感じと言うイメージで、結構長く続いてますし、子供と一緒に行ったりしてます。
吉岡:それでは普段はお子さんと一緒に遊ばれることも多いですか?
そうですね家族の時間を大事にしております。
吉岡:最近ご家族でどこかに出かけたりされたんですか?
そうですね、この間初めて家族でちょっと海釣り体験をしに行きました。
今いろんな、インターネットとかありますけど、本物の体験というのは本当にカラダで感じて、一生の思い出が残るので、本人も喜んでいました。
吉岡:最後に波戸岡先生の今後の夢について教えてください。
私自身、経営者の方にどんなお役立ちができるのか、もっともっと出来ることがあるんじゃないかとワクワクしているところがあります。
そうすると例えば法律のほかにもですね、経営学を学んだり心理学を学ぶことによってですね、経営だとか人、ビジネスに対する新しい学びを、常に取り入れてそれを駆使しております。
新しい価値を提供していきたいなと思ってますし、その上での夢としてはですね、やっぱり
どなたも素晴らしい、本業で発揮できるパフォーマンスや力を持ってますので、安心して本業に専念できる環境づくりをしたいです。
それでいて、また一人じゃないんだよと、常にあなたの理解者はいると、相談できる相手がいるという。そういう世の中というか、社会というのができたら理想だろうなと思っています。
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